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映画感想『マイ・インターン』

 

 

 

 

マイ・インターン

なんか、惜しい。

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公開当時から気になっていたはものの、まあ映画館で観なくてもいいかと思い、この間ケーブルテレビで放送していたので録画してみました。

 

面白かったかと言われると可もなく不可もなく。でも、及第点は超えています。映画館で観ても損した気分にはならないかな。

これは個人の好みの問題だと思うのですが、なんかいまいちピンと来ない。というか、あともう少しで好きな映画って言えそうなのに、惜しい。

 

 

 

では、なぜ可もなく不可もなくなのか?

 

 映画をいまいちにした犯人はずばり、ジュールズ

 

ジュールズは一言で言うと、「デキるキャリアウーマン

 

本作、『プラダを着た悪魔』を少しイメージしていたのですが、似ているようで違う。

ちょっと鼻につく感じの「デキるキャリアウーマン」が経営するファッション関係の会社でのお話しってところは共通しています。

 

アンリー・ハサウェイ演じるジュールズが、会社内を時短と運動のために自転車で移動したり決まりかけていたウェブデザインを変更させたりするところは、正に「デキるキャリアウーマン」って感じ。あと、まばたきしない人が苦手みたいな変なこだわりあるところとか。

 

で、本作の何が問題かってその「デキるキャリアウーマン」像がブレブレでかっこいいはずなのに素直にかっこいいって言えない。

最初のインパクトが強かったのに、途中から社内で自転車乗らないし、何よりも一番気に食わなかったのは、浮気した旦那を許したところ!!

 

彼女は、自身が手掛けてきた事業を手放したくない気持ちがある一方で、子どもや特に夫との時間が減っていることが気がかりとなっていた。どちらも彼女にとっては大切なもので一つに選ぶことができない。

まあ、この辺の苦悩を描くのは定番というかいいんですけど、ジュールズは女性企業者・経営者ということもあり、世間からの冷たい反応や上から目線のCEO候補たちに対して、度々愚痴をこぼしていたんですよね。

これを踏まえると、いくら改心したとは言えよくもあんな旦那とやり直そうと思うよなって。

 

これだから女は舐められちゃうとか思わなかったのかな?

考えすぎ?

 

最後の最後でがっかりだったわ……

 

 メール消去のくだりでテンポが悪くなっちゃったかな、面白かったけど。

あと、衣装が思ったより印象に残らなかった。ベンのスーツが一番鮮明に残っているかな

 

ベンことロバート・デニーロがまじ紳士で、周りの人もいい人ばっかりだったのが救いかな。紳士なロバート・デニーロいなかったら面白くないの部類に入ったでしょう。

今回批判パートが多かったけど、面白いのカテゴリーには一応入っていま、す!

 

 

総合評価:★★★★☆(じぇんとるめぇんなロバート・デニーロに免じて)